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BLOG - 24x7 RECORDS

- 24x7 RECORDS OFFICIAL BLOG -
#ReggaeTeachMeEverything #RTME
なんやかんや。


 金曜日。



 色々と連絡多数でアタフタ。メール&電話多数。で、各方面からの「日本に向けてのメッセージ」にも感謝。「LATEST NEWS」にもある通り、そうしたメッセージの特別ページをサイト内に設けていますのでヨロシクです。ニューヨークの池城美菜子さん、キングストンの家部 ユミコさんが集めてくれたものをまとめて掲載しています。あと、今朝にVPから届いていたものも掲載してます。今後も届き次第、更新していきたいと思いま す。



 あと、今朝にVP社長と電話で話したら、「マイティ・クラウンのサイモンと会った。アイリッシュ&チンのチンも一 緒に。来月に協力してニューヨークでチャリティ・イヴェントを実施したいと考えている」とのこと。サイモン大将はツアー予定があって、火曜日から現地に 入っている様子。勿論、サイモン大将にも家族や仲間が居て、それを残して飛ぶには決断も必要だったと思うけど、現地でやれることを頑張っている様子。 RESPECT。



 で、昨日にはキングストンのフレディ・マクレガーからも連絡有りで、「現在ジャマイカ政府も絡めて、 チャリティ・コンサートを開催出来ないかと動いている。絶対実現させるし、絶対サポートする」と力強い言葉をもらった。さらに「サイモンがもうすぐキング ストンに入ってくるからリンクして、一緒に出来るコトを模索する」とも。「自分が日本に行って、日本でも何かできればやりたい」とも。RESPECT。



 で、昨日にはネスタのヒトシ大将とも連絡で、ヒトシ君のところにもフレディや、ウェイン・ワンダー、スプラガ・ベンツ他、ネスタとリンクのあるアーティスト達から「なんかやろうぜ。なんでもするぜ」と連絡多数の様子。RESPECT。



 そんで、ハセ・T先生他とかとも「出来るコトしよう」と連絡取り合い中。微力ながらもウチもレゲエ/音楽の会社として、仲間達と協力していきたいと思います。



  で、事務所はビル管理会社より「亀裂/被害を確認出来るまでは入らないで」と連絡あったけど、ウチのビルには普通に入居・生活している人達も居るし、「そーも言ってられない」と出てくることに。風で窓ガラスが「ガタガタ」と鳴っただけで「余震!」とビビるし、原発とかの状況も気になるけど、「やれるコ トとやるべきコトをとっととやっとこ」なところ。「動けない方もいる中で、動けるのにジッとしているのも良くない」とも。不謹慎な部分があればスイマセ ン。



 で、事務所も荒れたままで、節電でいつものようにはいかないけど、なんだろね、なんか気持ちがシュッとするし、落ち着く。地震直後には「事務所のビルは危険過ぎ。引越しないと」と思ったも事実だけど、なんか、やっぱりこの事務所がたまんなく好きだ。ココで色々な仲間 や関係者と連絡して、色々とやるのが好きだ。いつもの宅配便の兄ちゃん達と「大丈夫?」と話すのも自分を取り戻させてくれるな。



  バカなコトを言っているようにも思うかもしれないけど、事務所も生き物で今は傷ついている。勝手に模様替えされて、荒らされて傷ついている。共に長い時間を共有してきたのに、なんか今はよそよそしい。一つ一つ戻していく。事務所も元気にしてやる。ココから出来るコトをしていく。これ以上何も失いたくないから頑張る。



 あと、たくさんの連絡の中で、遠い場所、違う地域の人達とのやり取りでは、いくつか「行き違い」も「言い合い」もあった。こちらの言葉も説明も足らなかった。何気ない言葉にひどく敏感になって、イラついたりもした。そうした余裕も足らなかったと思う。それは申し訳ない。ただ、誰とも揉めるつもりはない。誰のことも責めるつもりもない。そんな時ではない。これまでの培った関係もそんなもんではない。それを失うつ もりもない。



 ココは気持ちを合わせていこ。互いの「違い」を理解し合って、その上で団結していこ。余震・原発とまだまだ「最中」。頑張っていこ。不謹慎な部分があればスイマセン。



 そんな感じ。ではでは。
| MUSIC | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
MJB姐さん。

 木曜日。



 今日はちゃんと「情報」から。



 既にCD商品の国内入荷が開始されていますVPからの『STEELY & CLEVIE / REGGAE ANTHOLOGY - DIGITAL REVOULTION』ですけど、「LP商品も発送開始」とVPより報告有り。CD商品の方は、CD2枚+ボーナスDVD=3枚組。LPはCD商品より厳選した14曲収録の1枚組。ボーナスDVDは付いてません。混乱の無いようにお願いします。受注中。是非ヨロシクです。



 それと、同様にVPから「品切れしてた『ALBOROSIE / ESCAPE FROM BABYLON』のLP商品が再入荷・発送可能」との報告も。こちらも受注中。是非ヨロシクです。



 ちゃんと書いた。



 えー、昨晩はメアリー・J・ブライジ姐さん。水道橋のJCBホール。しかし、「6時開場・7時開演」って早いな。レゲエの公演に慣れていると早過ぎ。慣れてないのと、「こーゆーのはきっとオン・タイムだろ」と昼間から時間を気にして焦る感じ。



 で、開演15分前に会場到着。座席指定で「どこだ?」と探したら、めっちゃナイス。ど真ん中。「姐さんは俺を見て歌うことになるな」とウシシ。「俺もガン見してやる」とテンションも十分。



 まっ、でも、想定外の「前座さん」とかもあったりで、結局姐さんと目が合うのは8時過ぎ。バンドの演奏に「始まったー」で、「3人のコ−ラス嬢の中では真ん中がモロ・タイプじゃん」とか思ってたら、姐さんがスルリと登場してきて「うっひょー」。「先に言ってよ」と思いつつ、ずっと頑張って維持し続けてた自分のテンションと集中力を開放〜っ。で、そこから最後までは「うっひょー」。



 公演がまだ残っているから詳しくは書かないけど、レゲエのアーティスト同様に、最新のソレは勿論にして、姐さんが過去のソウルの魅力を現在のソレの中に受け継ぎ、再生させている部分に惹かれまくり。



 情念ドロドロの世界も生歌だとよりディープ。昨晩も女性の観客が多かったけど、彼女達が惹かれるのはなんか分かる。単に歌が上手いとか、歌声が良いとかではなく、伝え知る彼女のキャリアを頭に思いながら、聞くそのリリックの持つリアリティの強さと、その歌声で伝える説得力はスゴいね。MCも控えめに次々と投下していく展開に「スゲェー」と感心・感服で聴き入ると言うか、見入ってしまったね。



 まっ、「音楽が人生を救う」と言うツアー・タイトルで、「『私の音楽で救われた』と言う人達がいるけど、私自身が音楽で救われてきた」とMCした姐さんは、自身の音楽をたっぷりと聴かせてくれて、そのMCの意味をも伝えてくれた。姐さんを観るまでの1時間ぐらいの時間に自分が感じた疑問を全て流してくれた。「もう『本物』だけでいい」と確認させてくれた。余計なもんは要らないな。ホント、「No More Drama」。



 うん、この「No More Drama」を生で聴くのが楽しみだったけど、やっぱりハイ・ライトだったね。姐さんに感謝っす。



 で、「最高でしたー」なマイ・クルーとバイバイして、考え事してたら自宅に戻ってた。「日本で姐さんみたいな存在って誰だろ?」とどーでも良いコトを考えて遊んでただけなんだけど、結局自分の回答は「マイティ・クラウン一家の敏腕女子マネ」。小松ちゃん。



 そんな感じ。ではでは。




| MUSIC | 14:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
VP & GREENSLEEVESの発売日のコト。
 


 今日は「ご案内」です。



  ココ最近に複数頂いている皆様からのご質問へのご回答にもさせて頂ければと思います。



 「VP/グリーンスリーヴス商品 の発売日」のコトについて。



 VP/グリーンスリーヴスの商品ですが、どちらもUS/UKでの海外生産で、日本国内には 「輸入盤」として入荷・販売させて頂いてます。一部を除き、大半の商品は「輸入盤」のみで、「日本盤」は存在しておりません。



  弊社が両レーベルのリリースを告知する際に「US現地」「UK現地」と発売日の前に付けて表記していますが、コレは各商品の現地での正式発売日を表してい ます。



 で、現在、VP/グリーンスリーヴス商品は、VPのフロリダ倉庫からVPと直契約頂いている日本国内の複数の卸 店/小売店へと直送されています。現地での正式発売日よりも早く送られる場合がほとんどです。早い時で3週間前ぐらい、遅れても1週間前には現地から送ら れてきます。



 で、その商品の着荷のタイミングは様々です。各卸店/小売店ごとに指定頂いている運送業者も異なれば、運 送種別も「速達便」や「普通便」等で異なっており、現地を同日に出荷されていても、届く日は異なってきます。またそれぞれの会社ごとに出荷スケジュールも 異なっていますので、現地からの出荷日もそれぞれに異なっています。



 で、商品を受け取った各卸店/小売店は、届き次第 各店へ出荷・販売を開始する場合が多いです。出来るだけ早く店頭に出荷/販売することも、卸店/小売店にとっては顧客に対しての重要なサービスですし、そ れを実現すべく、運送業者や運送種別を吟味・選択したり、出来るだけ早く入荷させようとしているのも各社の企業努力であると考えていますので、弊社として は「国内での発売を現地正式発売日に合わせて頂ければ」とお伝えはしても、それを強制する考えも権限も無いと考えています。



  で、こうしたコトで、国内でのVP/グリーンスリーヴスの各商品の販売開始日は店頭ごとに違ってきています。また各卸店/小売店によって運送費等が考慮さ れた販売価格もそれぞれに違っています。



 で、ユーザーの皆さんには、弊社が告知している現地の正式発売日を入荷タイミ ングの一つの参考として頂けばと思います。その前後に入荷されていることが多いとご判断頂き、店頭でご確認頂きたいと思います。また価格に関しては、各店 ごとのホーム・ページ等でご確認頂ければと思います。



 で、こうした「アバウト」な部分が、一部のユーザーの皆さんには ストレスをお掛けしていることを大変申し訳なく思います。その上で、ご理解・ご了承頂けば幸いです。



 引き続き、何卒ヨ ロシクお願い致します。


| MUSIC | 14:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
3Dと想像力。
 

 なんか書いてみよ。



  毎日書いてた時は「毎日書こうとするから大変なんだ」と思っていたけど、それを止めてみたら「どう書けば良いか分かんねぇな」となっちゃった。大変でも日 々続ける中で、色々と書く気持ちもスタイルと言うか、パターンみたいなものも出来てたな、と発見。ただ、再出発後は、その以前のグダグタなパターンを「変 えよう」と意識し過ぎるのか、なんか書き方も分からなくなっている。「長い」ってのも直らないし。




 まっ、書いてみよ。 いこか。



 昨日はマイ・クルーがなんかの勉強会に参加。「3Dでライヴを配信」とかなんかそんな感じのコト。既に間違っ ているかもしれないけど、なんかそういうようなコト。



 で、戻ってきて、よくわからん説明をされて、「何を3Dで見てみ たいですか?」と聞かれて、「そりゃ、エロでしょ」と100点の回答をしたら、それ以上はもう説明してくれなかった。機嫌が悪くなるのには慣れている。



  まっ、ただ想像力豊かなオッサンは、子供の時からエロ本で、と言うか、エロ本いらずに3D以上の世界を頭の中で描けたし、自由に演出もストーリーも描けた ので、いまさら3Dでエロもいらんのかもしれない。うん、テクノロジーは自分に追いつけないさ。頭の中でのオッサンはスゲエよ、マ・ジ・で。うん、頭がデ カい理由もそういうのが色々と詰まっているからさ。市販のキャップの大半が被れなくても全然悔しくねぇよ。



 ただ、機嫌 悪くなったなりにも、「3Dでのライヴ映像を見たんですけど、それは面白かったですよ」と言われて、ふーむ。「それを世界中に配信も出来て、リアル・タイ ムで世界中でも見れるのも面白いかも」とも言われて、ふーむ。



 偶然、その直前にマイティ・クラウンのサイモン大将と雑 談電話してて、サイモン大将も「色々なテクノロジーの発展が、色々と新しい展開を手助けしてくれるかも」みたいなコトを言っていて、まっ、「ほとんど言っ てること分かってないでしょ」と聞き流してたけど、とりあえず、なんか今後はライヴ/ショー/イヴェントの世界にも色々と変化とかがありそうだな、と。な んかまた「知らないとダメ」なものが増えそう。まだエクセルも使えないのにな。



 そのサイモン大将との電話の前は、VP のお偉いさんから電話。「昨今の日本市場における配信の状況と今後の展望について〜」と朝から言われても、さっぱり分からん。ただ、昼でもそうかもしれな いし、夜なら電話に出ない。とりあえず、「あーはー」とか、「あい・しー」とか、「あい・しんく・そー」とか、「あい・ほーぷ・そー」ぐらいで検問追加。 海外の入国手続きしているような気分。間違えて「さいとしーいんぐ」とか言わないように注意した。



 で、昨日の夕方には 配信会社の人と打ち合わせ。昨日はそこそこ理解出来た。レゲエ専門サイトの人との会話は、他に共通の話題も多くて、そっちに話をシフトしたら突破出来る。



  打ち合わせとかの後に、「よく喋りますね」と言われるけど、たくさん喋っている時は、その場の内容を理解していないのを誤摩化すため。ほとんど黙っている 時はホントに何も理解出来ていないから。それか猛烈に腹立っているから。まっ、腹立っている時は、黙った後にたくさんフレンドリーに話すか。



  まっ、で、こういう「知らないとダメ〜?」と苦手な分野のコトに立ち向かっている時に、なんか気付く。「レゲエも専門用語とか多くて、分かり辛いんだろう な」と。先日も某媒体の人から、「『シング・ジェー』って何ですか?」と質問されて、「あー、そっかー」と。で、説明してみたんだけど、相手の反応からす ると多分理解し切れてない感じで、自分が苦手なコトを説明されている時の反応と近い。



 で、「聴けば分かると思うだけど ね」「『シング・ジェー』って言葉の意味を知らないでも楽しめるんだけどね」とか思いつつ、「そうした専門用語が聴いたりする妨げとなっていたり、楽しむ 入口を閉ざしているかもな」とも思ったり。



 そんで、そういうコトを気にし出すと、紙資料とか何か作品説明とかを書く時 も、ココ最近のこのプログじゃないけど、「どう書いていいか分からんな」と。どう書いてたら、そのアーティストを適確に分かりやすく伝えられるのかに悩 む。レゲエ関係者とばっか付き合っていると、世間一般では通用しないそこでの常識がさっぱり通用しないことも多い。面倒になって、とりあえずアーティスト 全員を「陽気なジャマイカン」とかで統一してみたくもなる。



 で、まあ、やっぱエロに比べて、自分のレゲエに対しての想 像力は足らんな、と。もっとちゃんと考えないとな、と。うん、足らないです、色々な意味で。



 あー、「3Dでライヴ」と 言えば、レゲエでやってみるのも良いのかもね。「ジャマイカのライヴをリアル・タイムで3Dで楽しめます」ってのも出来る時代がくるかもしれん。その善し 悪しは別として。



 自宅とかでゆるーくそれを見ていたら、突然目の前にルチアーノの顔がドーンとかスゴいだろうな。う ん、想像出来るよ、そのスゴさは。ええ、で、ルチアーノの新作『UNITED STATES OF AFRICA』は来月登場だけど、コレもスゴいよ。タイトルからしてスゴイだろ。略して『USA』だけど、「A」は「AFRICA」の「A」で、 「AMERICA」じゃないと再確認。AKBとARBも間違えてはいかんね。うん、情報はココにあったね。うん、想像通りに、なんか情報も書いてんだよ。



  まっ、長いから「想像力を鍛えましょ」にしときます。うん、とりあえず、レゲエには足らんけど、オッサンには矢野未希子ちゃんは既にリアルに見えてる。出 会いはなくてもへこたれない。ユーツも鍛えろ。機械に頼らず、自分を鍛えておくことだね。どんなもんでしょ?


 
 そんな 感じ。ではでは。
| MUSIC | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ロメイン・ヴァーゴのデビュー盤とベレス・ハモンドの再発盤のコト。
 

 
 本日はVPからロメイン・ヴァーゴのデ ビュー・アルバム『ROMAIN VIRGO』の発売日。既に国内入荷が開始されていますけど、US現地では今日の8日が発売日。



  昨年のプレイク以来、登場が待たれていたデビュー盤で、待たされた分だけ期待も大きかったけど、届いた内容はそうした期待に十分に応えている内容だと思 う。



 実にステディで、古くからジャマイカ、レゲエに存在する「歌心」「歌謡」を感じさせてくれる「歌ものアルバム」 で、そうしたものの素晴らしさを改めて伝えてくれる内容。



 伸びやかな美声と、清々しさもだけど、こうしたジャマイカの 音楽シーンが培ってきたスタイルを、弱冠20才のロメイン・ヴァーゴが受け継いでいること、また、それを現在に新しいものとして提示している部分に興味が 惹かれる。



 そこには、大きくアルバムに関与した〈ペントハウス〉の影響は勿論大きいだろうけど、アーティストとレーベ ル/プロデューサーの資質が見事に合致した幸福感みたいなものも感じる。〈ペントハウス〉、ドノヴァン・ジャーメインの活動からすれば、ロメイン・ヴァー ゴが美味し過ぎる素材だったことも、肩入れした理由も容易に想像も出来る。



 セラーニやデマルコ等に代表される「最新型 ダンスホール・シンガー」とはまた違う方向を向いたこの新人/新進「レゲエ・シンガー」は、何か頭の中にあり続けてはいるけど、忘れかけているものを思い 起こしてくれるような、独特の懐かしさと新鮮さを持ち合わせている。それがジャマイカをはじめ、ココ日本でも世代を超えたファンから支持されている理由で もあるのかしれない。



 不定期にゲストとして呼び出されるラジオ番組でも、先月末にロメイン・ヴァーゴを紹介して、アル バムに収録されている「Wanna Go Home (It's Rainning)」をプレーしてもらった。レゲエには強い関心を持ち合わせていないパーソナリティの方に、出番が終わったと同時に、サンプル盤を求めら れた。これまでも何度も出演して、レゲエを紹介、プレーしてきたけど、そうしたコトは初めてだった。



 「とってもレゲエ で、懐かしいんだけど、なんか新しくて、気持ち良いんだよね」と言われたけど、一曲聴いただけで、ロメイン・ヴァーゴの持つ「力」を読み取ったのは流石だ と思った。レゲエ・ファンをコアに、ココから少しでも広く音楽ファンに伝えていければと思う。



 このロメイン・ヴァーゴ とは別に、VPから現地1日に発売されたのが、ベレス・ハモンドの79年のセカンド・アルバム『JUST A MAN』の再発盤。プロデューサーはジョー・ギブスで、エンジニアはエロール・トンプソン。ウィリー・リンド、ディーン・フレイザー、ロビー・リン、クラ イブ・ハント他が参加。今回はボーナス・トラックとして、ベレスが在籍していたザッポウとの未発表曲「Set Me Free」が追加収録されている。コレはリハーサル時に録音されていた音源らしい。



 一言で言えば「ノン・レゲエ」な作 品。当時の「最新」であったディスコ、ソウルに傾倒していた作品で、ベレスは77年のデビュー・アルバム『SOUL REGGAE』でも同様な作品をリリースしていたので、その延長線上の作品と言えるかもしれない。



 で、この作品も素晴 らしく良い。ベレスの躍動感あるヴォーカルは当然として、そのバックの生音の品やかなでグルーヴ感に満ちた演奏も素晴らしい。レゲエの御大達の想像力と創 造力に改めて驚く。普通じゃないコトを普通にしてみせている、そのシュッとした加減にも惹かれる。ベレスの歌だけでなく、個々のミュージシャンやコーラス も存分に活かしたエロール・トンプソンのミックスもまた素晴らしい。



 個人的にはコレはベレスの新作。そのジャケットと 「再発」のイメージで遠慮してしまうのかもしれませんけど、是非聴いてもらいたい。特に野郎どもには。



 なんて言うか、 コレ聴いているとモテるような気になれる。セックスも上手くなるような気になれる。そうした幸福感と幻想を与えてくれる名盤。聴き終わると自分が 「Just A Man」な現実に引き戻されるけど、聴いている時だけはカッコつけていられるのも良いと思う。で、そういう野郎どもを笑う女子はモテない。先入観も、何も 気にしないでカッコつけて聴こ。



 そんな感じ。ではでは。


| MUSIC | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
HMV渋谷店閉店とか。

 なんとなく気持ちの勝手で、週末/休日はあまりメールとか見ないように している。でも、昨日は少し気になっているコトがあって、それを確認したくて開いてみた。でも、期待してた「返信」は来てなくて、「あっ、そ」。



  ただ、久し振りにヴァイブス・カーテルからメールが届いていたので、確認したら、またいつものように「一行」だけのシュッとしたメール。内容は質問ゴト。 それを一行で返してみたら、即レスがあって、今回も「Arigato」と最後にあった。もうコレにも慣れていたのでスルー。でも、そのまま今回は続けても う一回メールのやり取りがあって、二回目のレスの時には「Arigatogosaimasu」と返ってきて、それには笑った。なんか進化してた。とりあえ ず元気そうでなにより。



 他にもメール有りで、よく知った某CD店のバイヤーさんからもメールが届いてた。相談と言う か、現状の店頭の展開に対しての悩み事が書いてあって、少しメールでチャットのようにやり取りした。



 各大型チェーン店 も店頭より通販の売上が伸びていて、また通販の方が店頭よりも廉価だったりして、「お客さんに店頭に足を運んでもらう理由」、また「他店ではなくてそのお 店で買う理由」を店頭を通じてどう提示・提案するかに頭を悩ませていた。



 様々な理由から、各チェーン店の本部が全店を 管理する方向は強まっていて、各店のバイヤーの個性、各店じたいの個性を打ち出すことも制限されていたり、以前のような各店単位での手書きキャプション・ カードとか、独自の展開方法、平たく言えば「伝え方」も制限されていたりしている。その中でその仲間は酷く悩んでいて、自分がその中で何をやるべくか、何 を出来るべきかを模索していた。



 そのやり取りを終えて、代々木公園に走りながら、あと、それを終えて渋谷と原宿をパト ロールしていた時も、頭の中でずっとその仲間とのやり取りのコトを考えていた。ただ考えていただけ。でも、途中でケテのロットン大将を見かけたりしている うちに忘れた。離れていてもその眼光は鋭過ぎる。その視線から逃げるに必死で忘れた。



 今朝一番に届いたメールは 「HMV渋谷店閉店のお知らせ」。8月22日で店を閉じるとのこと。HMVさんがツタヤを率いる会社の傘下に入ってから、続々と全国各地の店頭の閉店が決 まっているので閉店そのものには大きくは驚かなかったけど、渋谷店は言うまでも無く、HMVさんの基幹店で、HMVさんの日本の初店なだけに「ココも か?」と少しは驚いて、「やっぱりホントなのかも」と思った。「ツタヤが出店している同じ地域にあるHMVは閉店になる」と話していた人がいたけど、もし かしたらそれは事実なのかもしれない。確かに渋谷にはツタヤさんの大型店もあるし。まっ、ドント・フォロー・ルーマーズ。



  昨日もパトロールしてて、色んな店が無くなってたり、変わっていた。HMVが渋谷がなくなってしまうもそんなに驚かれないのかな。色々なスピードが速い。 自分のマラソンで走るスピードはちっとも速くなんないのにな。HMV渋谷が以前に東急本店通りにあって、その真向かいにライオン・ミュージック・デンが あって、備前さんがレコード売ってて、ロシナンテもあった、なんてスゴいお爺さんの昔話みたいかもな。「渋谷系」って死語。


 
  時代は変化して、音楽業界も他の業種と同様に大きく変化していて、店も街の風景も変化している。昔には昔の良いところも嫌いなところもあって、現在にも現 在の良いところも嫌いなところもあって、よくわかんない。自分もそうした時間の中できっと色々と変化しているし、何かを失ったり、何かを得ているのかもし れないけど、自分ではよくわかんない。好きな部分と嫌いな部分は変わってないつもりだけど、変わってるのかもな。カーテルのメールのように進化や変化がす ぐに確認出来るのは羨ましいかもな。いや、やっぱそれはそれで大変か。



 まっ、やれるコトからやろかな。やれるなりにや ろかな、と。現在の悩みも憂いも、それに立ち向かう気持ちも模索もきっと未来に役立つと信じよか。わからないことばっかりだから楽しいんだよん、とかハッ タリかましときます。



 で、今週も頑張るんです。



 そんな感じ。ではでは。

| MUSIC | 18:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
『REGGAE MASTERPIECE』のコト。
 
 本日は『REGGAE MASTERPIECE』という作品のリリース日。コレはVPと日本のタワーレコードさんとのコラボ企画盤。日本限定企画商品。タワーレコードさんの独占 流通商品として発売されます。



 タワーレコードさんとのコラボは二回目。両社は共に1979年に設立されていますが、前 回は2004年に両社の25周年記念盤として、タワーレコードさんから国内盤としてリリースされました。今回も当初は昨年の両社の30周年を記念してリ リースする予定でした。



 リリースが遅れた一番の理由は選曲。企画スタート時に、タワーレコードさんの主要レゲエ・バイ ヤーさん達に「30周年記念盤」をテーマに収録すべき曲を集めてみたら、とんでもない曲数と振り幅があって、それを厳選していく作業に一年を要しました。



  収録曲は最終的に全部で20曲。曲リストを見れば、どれも名曲/定番曲ばかりで、もしかしたら「どーしてそんなに時間が掛かったの?」と思うのかもしれま せんが、ココに辿り着くまでの過程は大変な様子でした。



 「様子でした」と書くのは、この作品での自分の立ち位置は、あ くまでもタワーレコードさんが選曲した楽曲の権利を確認したり、VPと折衝したりすること。また今回はVPでマスタリングを実施して、タワーレコードさん がデザインしたアートワークをUSでプリント、CDをプレスして、輸入盤として入荷させる必要があったので、そうした製作行程を管理して、確実に仕上げて 納品するのが任務でしたので、選曲とか内容に関しては全てタワーレコードさんに預けて、その判断を待つことも仕事としていました。



  「30周年記念盤」をテーマに集まった膨大な候補曲を前に、作業はいきなり頓挫してしまいました。選曲を熟考する前に、その基となるより明確なテーマを決 定するのにも時間を要しました。「『30年、30曲』として、各年度ごとの人気曲を年度順に収録する」、「タワーレコードとして30年間届け続けた人気曲 を収録する」等々、出て来たテーマはココでもたくさんあって、なかなかまとめることは出来ませんでした。



 数ヶ月を経 て、最終的にタワーレコードさんが選曲のテーマにしたのは「一生聴けるレゲエ」。それは自分にとっては抽象的にも感じましたが、日々店頭に立って、作品を 直に販売しているタワーレコードのバイヤーさん達にとっては、意見をまとめるには十分に具体的なテーマな様子でした。ただ、それを基に選曲に入ったのです が、会議の場で主要店のバイヤーさん同士が、「そっちの店では良いかもしれないけど、ウチの店のお客さんにはその内容は向かないよ」とかの言い合いもあっ たり、色々な意見が交錯して簡単には決着し切れなかったのも事実でした。



 今回だけではなく、コンピレーションを制作す るのは結構大変です。選曲だけではなくて、曲順で全体のイメージが変わったり、強い曲だけを集めても機能しなかったり、野球の打順やサッカーのポジション のように、なかなか大変で正解を導き出し辛かったりします。コンセプト、選曲、曲順で、全体の流れや「物語」を提示するものにするのは大変で、それに携わ る人が多ければ多いほど意見も割れて、なかなか収拾できなくもなります。



 例えば、VPの『REGGAE GOLD』が個人的に好きなのは、ヒット曲が多くて、なにかと便利だったりするのもありますけど、全体の流れや構成がいつも良くて、何度聴いていても飽き ずに楽しめる作りになっていることだったりもします。個人的には、長く続くコンピレーション・シリーズには、収録曲だけではないシリーズとしてのそうした 一環した魅力が備わっていると思いますし、そこにも惹かれます。送り手の「顔」を感じることに安心もします。



 結局、最 終的な選曲が決定したのは、「30周年」がとっくに終わった今年の春でした。一年以上を要した作品は、先月中旬に日本に到着しました。その時に初めて、 VP側から『REGGAE MASTERPIECE』の作品に対しての連絡が届きました。VPは今回の『REGGAE MASTERPIECE』に対して、最初に「是非やろう」と言った以来、何も意見してきませんでした。こちらから最終収録曲を申請した時も、マスタリング を依頼した時も何も意見や感想はありませんでした。


 初めて届いた連絡で、VP側は「『REGGAE MASTERPIECE』を聴いた。定例の制作会議でも議題に上がったんたけど、この作品を日本限定だけでなく、VPから世界発売してみるのも有りだと思 う。この作品は良い。全部よく知った曲だけど、そのまま流しているとなんか新鮮だし、気持ち良いし、改めて各曲の良さを理解できる。コレは世界で通用する 内容。誰でも楽しめる。良く出来てる」。



 『REGGAE MASTERPIECE』には、タワーレコードさんが「『30周年』よりも、良いものを作りたいですから・・」と諦めずに熟考を重ねたものが作品にちゃん と昇華されていると思います。レゲエ専門店としての立場とは違い、早くから輸入盤を取り扱い、長くジャマイカのレゲエをマスに伝える同時に、たくさんのビ ギナーにとっての「入口」を提示してきたタワーレコードさんらしさも感じられます。また、「CDが売れない時代」と言われる中で、こうした作品を作ろうと した意味もきっと伝わると思います。



 実現に尽力して頂いたタワーレコードの全ての関係者に感謝を。



  で、今回はこの仕事の中で、自分でも初めて経験するコトもあったり、正直ビビることもありましたけど、なんか今は「やって良かった。面白かった」。少し自 分でも新しく分かったコトとかもあって、この仕事を通じて少し成長させてもらいました。それで調子に乗ってるのかもしれませんが、「こうしたコラボ商品と か、特注商品も面白いし、もっとやってみたい」とも。「それを通じていつもと違う音の届け方が出来たら楽しいかも」と。こちらからも色々とアプローチして みたいですけど、もし、そうした企画にご興味がある方がいらしたら是非連絡下さい。



 そんな感じ。ではでは。
| MUSIC | 11:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |