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レゲエ日記 24*7 RECORDS | BLOG

24×7 RECORDSのオフィシャル・ブログ -
レゲエ、ジャマイカのこといろいろ。
そんな感じ。ではでは。
LOVE REGGAE MUSIC 24*7!!
REGGAE TEACH ME EVERYTHIG
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正解は「オッサン・黙れ」。



  木曜日。



  「OD」



  おー・でぃー。



  最初に「なんだ?」と思ったのは随分前です。CDのアート・ワーク用にクレジットの原稿を作っている時に出てきました。ジャマイカから届いた、スライ&ロビーのスライ・ダンバーの表記「SLY DUNBAR」の後に「OD」と付いていて、「なんだ?」と。「OD」という別の人のコトなのか? 単なる打ち間違いなのか?、と。


  「OA」なら、「オンエア」です。

  「OB」なら、「出身者」です。

  「ON」なら、「王・長島」です。


  アレですけど、「VP」は「ヴィンセント・パトリシア」です。夫婦です。



  で、ジャマイカ側に聞いたら、「ORDER of DISTINCTION」とのコト。その略とのコト。詳しくは検索して頂くとして、1968年に制定されたジャマイカの勲章で、それを授けられた人が名前の後にそう追加表記する、そうする場合もある、とのコトでした。



  ええ、スライ・ダンバーはその勲章を授けられているというコトでした。フレディ・マクレガー船長も数年前に授与されています。クレジットとかを見ていると、「授与されているんだね」とわかる人や場合があります。



  勿論、「OD」は音楽関係者に限定されたものではなく、全国民を対象としたものですが、当然ですけど、それに相応しい功績が認められないと授与されるものではないです。最近に音楽関係者以外で受賞しているのはウサイン・ボルトです。



  で、先日にマーシャ・グリフィスが「OD」を授与されました。失礼ですけど、それを知った時に「授与されていなかったんだ?」と思いました。とっくに授与していると思っていました。



  まっ、バニー・リー、〈スタジオ・ワン〉とかとキャリアを開始して、ソロとしても、またボブ・アンディとの「ボブ&マーシャ」としても、その後のボブ・ マーリーのコーラス隊でグループの「アイ・スリー」として、リタ・マーリー、ジュディ・モワットと世界的に活躍していますし、また、その後もソロとして活躍し続けています。40年以上です。



  スゴいのはダンスホール全盛期に突入しても〈ペントハウス〉とかから数多くのヒットを連発して、全く失速することなく活躍続けているコトです。現在もバリバリの現役として世界をツアーしていますし、レコーディングも続けています。



  マーシャ・グリフィスは、ジャマイカの女性シンガーのパイオニアの一人であると同時に、ここまで長く、現在も第一線で活躍している数少ない存在で、シーンのゴッド・マザーで、女帝です。「OD」をとっくに授与されていても、全く不思議ではないハズです。



  で、さらにマーシャ・グリフィスがスゴいのが、その人柄です。何度も接していますし、曲を録らせてもらったコトもありますけど、言葉は悪いですけど「豪快おばちゃん」です。品もありますし、凛としていますけど、とても気さくで、どっか無防備で、どっか天然で、なんか「ワハハ」で、なんと言うか親近感を持てるチャーミングな人です。めちゃくちゃ偉い人なんですけど、全然偉ぶらないですし、その偉ぶらないことが逆にもっと偉い人と感じさせる人です。本物です。



  で、きっと、そんなチャーミングな人柄も下の世代からすると接し易く、「一緒に仕事しませんか?」「録音しませんか?」「録らせてくれませんか?」と言い易く、彼女の長い活動にも活かされているんだとも思います。それも実力と才能だと思います。



  ああ、チャーミングと書きましたけど、全く個人的な意見と前置きしますけど、女性の人はある時期まで「綺麗」「可愛い」「セクシー」とかがアレですけど、そこからはそうしたコトよりも「チャーミング」なのが大きな魅力になるな、と思っています。それは男の「シュっとした感じ」に通じる感覚かもしれませんが、結局はその人の人柄、培ってきた経験とかでアレできるもので、容易くゲットできるアレではないんですけど、それを感じる人はとても魅力的に思いま す。マーシャ・グリフィスはそんな人です。自分が接した限りでは。



  で、その「マーシャ・グリフィスがODを授与」を聞いた時に、「あっ」で「タイムリーだな」と。



  ええ、ココからいきなり宣伝クサくなりますけど、登場したばかりのエターナの新作『I RISE』にはマーシャ・グリフィスの「Stepping Out Of Babylon」のカヴァーが収録されています。



  「Stepping Out Of Babylon」はマーシャ・グリフィスが78年に発表したヒット曲です。プロデューサーも女性プロデューサーのパイオニアのソニア・ポッティンジャーです。彼女の〈ハイ・トーン〉からリリースされています。あと、ソニア・ポッティンジャーは、その時にはデューク・リードの〈トレジャー・アイル〉のカタログとかを買収していて、この曲もトレジャー・アイルのスタジオで録られています。ソニア・ポッティンジャーは2010年に他界しています。彼女も「OD」 を授与しています。あと、デューク・リードも「OD」受賞者です。



  で、「Stepping Out Of Babylon」は、78年の発表以来、マーシャ・グリフィスはその後何度か同曲をセルフ・カヴァーしています。〈ペントハウス〉でも出ていたハズです。 女性シンガーの曲で受け継がれている曲は色々とありますけど、この曲もそうで、また何度セルフ・カヴァーで再リリースされても鮮度が落ちないのは、きっとマーシャ・グリフィス自身がバリバリ現役で、所謂「昔のアレでアレしています」な寒さが全くないからだと思っています。



  で、そんな以前の曲だけど古くはない曲、しかもゴッド・マザー&女帝の持ち曲、しかも現役バリバリ、そうした中で今回にエターナがこの曲のカヴァーに挑んだコトはとっても勇気も覚悟も必要だったと想像します。



  オリジナルに忠実に、その持つイメージを壊すことなく歌っているコトには、この曲とマーシャ・グリフィスへのエターナのリスペクトを想像します。また、そうしたコト、その姿勢にこの曲を受け継いでいこうとするエターナの気持ちと覚悟も想像します。



  そして、このカヴァーを収録したことに、新作『I RISE』の「過去のレゲエへのリスペクトを込めて、現在に自分として再生・進化してみせる」とした作品コンセプトとの整合性を見ますし、もう一曲、新作のド頭にボブ・マーリー(その元はエルヴィス・プレスリー「Crying In The Chapel」)のカヴァー、「Selassie Is The Chapel」を収録したコトにも、レゲエの中でも「王道」を受け継いでいく、といった姿勢を見ます。想像です。ああ、ちなみにボブ・マーリーは「OD」 より二つ格上の「OM=ORDER OF MERIT」受賞者です。キングです。



  現在、マーシャ・グリフィスがキャリアを始めた頃と変わらず、ジャマイカのシーンには女性アーティストが少ないです。アーティストだけではなく、ソニア・ポッティンジャーのような女性プロデューサーも活躍していません。依然として「男社会」です。



  そうした中で、登場以来順調にキャリアを重ねて、また作品ごとに確かな成長と進化を実感させ続けながら、4枚目のアルバムをリリースしている、できている、エターナは「スゴいぞ」と素直に思います。続けられる理由も感じています。彼女にもチャーミングは存在しているように思っています。



  エターナが、このままさらに上昇し続けていくこと、長く、良い歌を歌い続けていくことを勝手に願っています。ええ、マーシャ・グリフィスのように。



  で、最後に聴き比べてみましょう、です。

 MARCIA GRIFFITHS
 「Stepping Out Of Babylon」
 http://youtu.be/2b6WA-Bg64w


 ETANA
 「Stepping Out Of Babylon」
 http://youtu.be/fyLALZGyrwQ



  で、「OD」ですけど、ホントの正解は「オッサン・黙れ」です。



  ええ、長いんです。



  ええ、ジャマイカではともかく、ココではそう使うのが正解です。自分も今後に名前の後に「OD」と加えます。



  あと、長く続けていれば良いってものではないよ、って感じです。



  少しでも「内容がないよー」でなかったらいいな、です。



  えー、スイマセンでした。



  そんな感じ。ではでは。




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